twitterにてトレンド入りしている内容で
神奈川県知事から自粛のお願いが緊急速報で通知が来たと話題になっていますね。
下記のようなメッセージです。
神奈川県知事 緊急メッセージ
ＧＷはがまんのウイークです。
今日から大型連休後半の５連休。
ふるさとへの帰省をはじめ、家族や友人と観光や
レジャーなどを楽しむ絶好の季節ですが、今年だけは違います。
今は神奈川県に来ないでください。今は神奈川から出ないでください。
そして、今はできるだけ家にいてください。
外出自粛の徹底をお願いします。
神奈川県知事 黒沢 祐治 緊急メッセージより
と、一見すると普通の自粛喚起の内容に見えますが
これが緊急速報で来たので
緊急じゃない通報に驚いている人
緊急じゃない通報に怒っている人
休みなのに起こされて怒っている人
が見受けられます。
・・・
ところが緊急速報を送る側の携帯会社の規定を見ると
「新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく感染防止のための外出自粛要請」
という項目が追加されています。
よって、知事が
「災害のシステムを流用して、自粛のお願いをしよう！」
と思いついたわけではないです。
ドコモさんの資料を参考までにリンクを貼ります。
下記は利用規約になり、第13条3項の（17）についてされており
2020年4月30日に追加、2020年5月1日に施行されているようです。
https://www.nttdocomo.co.jp/biz/binary/pdf/service/areamail/rules.pdf
下記は緊急速報配信のための手引きになります。
手引きは通信4社同一のようです。
https://www.nttdocomo.co.jp/biz/binary/pdf/service/areamail/manual.pdf
手引きの方をよく見てみると、どういったときに配信できるかを
細かく記載されています。
どういったときに配信すべきかは、自治体に任されており
携帯会社側で管理しているわけではなさそうです。
どういったときに配信できるかというと
地震、津波、洪水など生命の危険がある場合に配信できるようです。
逆に
試験、訓練、誤配信のお詫び、他生命の危機にないものなどは
配信してはいけないことになっています。
緊急速報は不安な音と共に鳴りますので
緊急性のないものまで配信してしまうと
ユーザ側で緊急速報の機能自体をOFFにしてしまうことが考えられるからです。
上記だけみるとコロナ自粛に関しては微妙なラインになりそうですが
こちらは別で手引きの「５．配信可能項目に関する補足事項」に記載されており
自粛を開始したときなどに配信することが出来るようになっています。
なので規約上では毎日コロナ自粛の緊急通報を送ることは可能に・・・
それはなんか嫌だな・・・
