選挙はふざけて立候補しても良い
東京都知事選が7月5日に予定されており
合計22名の立候補者が出ています。
当選枠1名に対して22名の立候補ですがら
通常の都知事選より注目されているのがわかります。
22名の立候補者を見ると多種多様な
立候補者が出ているのが特徴的です。
東京都選挙管理委員会より
党名で珍しいものだと
「スーパークレイジー君」
「トランスヒューマニスト党」
「庶民と動物の会」
などユニークなものが多いですね。
こういった方の政見放送を聞くと、都知事になりたいというより
自分の主張を聞いてほしいという方が多いように見えます。
世間的な声として、外から見て
「ふざけているような候補は出ないでほしい」
という声もあるかと思いますが、
私はふざけて出馬したも良いと考えています。
日本は民主主義であり、
年齢制限と5年以内に刑罰を受けていない方であれば
誰でも立候補が出来る制度です。
ふざけているかどうかは関係ありません。
むしろ、立候補者を第三者が判定するほうが問題だと思っています。
判定する基準が数値化できないものだからです。
個人の感情で立候補するかどうか決められては、
不公平が生じます。
供託金は宣伝費
制度上は供託金というシステムがあり
悪ふざけで出馬するのを防止する制度です。
東京都知事選は300万円必要であり
有効投票の10分の1を獲得できなければ
供託金は没収されてしまいます。
逆を言うと供託金を支払えば、誰でも立候補しても良いシステムであり
公職選挙法の範囲でどんな人でも活動しても良いということになります。
立候補をすれば、公共放送で政権放送をする枠を与えられ
5分程度自分の主張を全国放送でしゃべる機会が与えられます。
そこで話す内容はテレビ局側はほとんどNGを出すことは出来ません。
(行き過ぎた下ネタはダメみたい)
公職選挙法で定義されています。
下記は後藤輝樹さんの政権放送です。
そうとうにふざけているように見えますが
この放送を止めることが出来ないのが現在の選挙システムです。
(人によっては不快だと思うので、覚悟をもってクリックしてください)
【NHK版】皇暦2680年西暦2020年 政見放送 東京都知事選挙 後藤輝樹 ごとうてるき
内容はどうであれ、
一般の人がこの枠を300万円で買い取れるのは
宣伝効果として考えると悪くないことだと思います。
また、選挙ポスターとして都内のあちこちに
自分の主張を書いたものを貼ることが出来ます。
これも宣伝としてみると大きな効果といえます。
まとめ
現状の悪ふざけも含めた方が立候補出来ている現状は
日本の民主主義が正常に動いている証拠だと思ってます。
誰が立候補してもいいし
誰が立候補しても選ぶのは市民であり
選ばれなかった候補は大した問題になりません。
ただし、主張する機会はある程度与えられる。
100年前では考えられない状況ではないでしょうか。